保育園を、デザイン。

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先日、福岡市の保育所のプロポーザルコンペに参加しました。結果は、残念でした。が、福岡の建築家の方たちに、いろいろと有り難いアドバイスを頂いたので、次に活かしたいと思います。
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さて、僕らはその保育所のプランを作るにあたって、コンセプトを「みち」にしました。
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みち〜新しい保育の「みちすじ」〜

幼児虐待や子育て放棄、子どもの消極性や、地域の「他人の子」への無関心。昨今、「こども」のおかれている現代の環境について、たくさんの悲鳴が聞こえてきます。保育所のご提案にあたり、以下の3つのことをお約束いたします。
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1)「子ども」の視点をもち、自分の「子ども時代」に立ち返り、「子ども」の利益を最大限尊重します。
2)働く保育士さんの視点、子育てに奮闘するお母さん、地域の在宅育児お母さんの視点や気持ちにも、しっかり耳を傾けます。
3)地域との連携はもちろんのこと、 地域にとどまらず、日本の保育を明るく照らすような、新しい保育の「みちすじ」となるような、保育園をつくります。
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〜「大きなみち」と「ちいさなみち」〜

上記の「やくそく」を果たすため、わたしたちはこの保育園の敷地に2つのみち、すなわち「大きな道」と「ちいさなみち」をつくりだそうと考えました。 「大きな道」は、こどもたち・お母さん・保育士さん・在宅育児お母さん・その他さまざまな地域の方々が、交差し、つながり、ひろがる。たくさんの「斜めの関係」をつくりだせる「みち」です。 「ちいさなみち」は、こどもが自由に動き回り、あそび、発見し、さらにはつくりだしていけるような、けものみちや路地裏。
子どもが大好きな小さくてわくわくするような「みち」です。
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ゾーニングの考え方
・南側に高層建築がたつことも想定し、南のみの採光に頼らない都市型のゾーニングです。
・いくつかの園庭からの採光を確保した保育室の配置を考えました。
・建物全体を2層に抑え、南の高層建築の影響がいちばん少ない北側に園庭を設けています
 (園児数に対する園庭の広さ確保の為、屋上にも園庭をつくります)。
・駅からのアクセスや車での送り迎えを考え、東側道路にそってメインエントランスと、駐車場を配置します。
・東側の通学路と北側公園を見守るように、北東に受付・事務室・一時保育の「管理ゾーン」を配置します。
 また公園で遊ぶ「在宅育児お母さん」が入り易いように、「子育て支援室」を公園に面して配置します。
・保育室は、年齢ごとに1・2Fにわけて配置します。非常時の避難等を考慮し、0〜2歳を1F。
・運動量が多い3〜5歳を2Fに配置し、屋内遊技場と屋上園庭を2Fに併設します。
・厨房は、1F管理ゾーンに配置し、園庭の畑との連携で、食育も推進します。

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中央1Fの「子育て支援室」は、様々な使い方やアクティビティに対応するように、フレキシブルなスペースとしています。

1)普段の保育時間:保育室ではエネルギーがありあまっちゃう子どもたちの、屋内遊技場もしくは、走り場として。
2)土日の親子講座:保育時間外には、園児のお父さん、お母さんや地域の方々を呼んで、読み聞かせ講座やお絵描き講座、子育て井戸端会議など、子育て支援の場として、活用します。
3)地域の祭やイベント時:商店街や公民館と連携して、地域イベントのひとつの会場として利用していただきます。公民館から、公園への「抜け道」となり、そこでバザーや、蚤の市など自由に催すことができます。
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と、あとはこれを実際にかたちにするために、構造・設備の建築家にも協力して頂き、ディティールや構造、設備などの詳細なプランを考えました。保育園・幼稚園などの関係者の方にはいつでもお渡ししますので、ご連絡ください。今回は市のプロポーザルだったため、決まりがいくつかありましたが、もちろん、園の教育方針に寄り添って、自由なプランをつくります。幼稚園、保育園、認定こども園、各種こどもに関わる団体、小児科、小児歯科、産婦人科などの設計・改築など(他にもこんなことをしています)、ぜひご連絡ください。お問い合わせは、こちら。全国どこでも飛んで行きます。とっておきの子どもの居場所をデザインさせて頂きます!